H19.11.23(金)午後1時〜3時に仙台市シルバーセンター5階第3研修室にて行われました、第4回チャリティ「蓄音機SPレコード鑑賞会」のホームページ担当者によるレポートです。 当日演奏された曲のジャケット(一部) 斎藤理事長のご厚意で、ボランティアSPレコード鑑賞回に参加させていただきました。 寒い日ではありましたが、15名程度の方々がお見えになっていました。また、先日の新聞記事をご覧になり初めていらっしゃった方もおりました。 広い場所で大々的、形式的行うものではなく、蓄音機本体そのものから聞こえる距離で聴きながら、当時の思い出などを語り合える暖かい空間でした。 初めて聴くSPレコードの音色はデジタル音楽では決して味わえないアナログ特有のなめらかさでした。音楽を聴く機械というよりは、一つの楽器ともいえるのではないでしょうか。 演奏された曲目は歌謡曲が中心で当時を知る方々にとっては身近な懐かしい曲だったようで、曲名を紹介されただけでその曲にまつわるエピソードなどが話されていました。 初めて参加された方の中に、ご自分のSPレコード盤をご持参された方がおり、なんと50年ぶりぐらいにかける盤とのこと。 おそらく大事に保管なされていらっしゃったのでしょう。その年数を感じさせないほどの音色を響かせました。 SPレコード盤を初めて見させていただきましたが、自分が触れたことがあるレコード盤とは違い、とても重いものでした。しかも、その大きさで収録できる時間は3、4分位というのは驚きでした。 SPレコード盤などのアナログ音源は再生していくごとに劣化してしまいますが、それはそれぞれの歴史を経た証に感じます。 この会は当時の懐かしい思い出を味わいたい方はもちろん、初めて聴く世代の方も貴重な場、そして物質的には豊かにはなったものの何か大切なことを失ってしまったような現代について考えさせるような機会にもなるのではないでしょうか。 お誘いいただきありがとうございました。 |
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